2022年10月2日日曜日

物忘れ予防には会話と散歩を

脳神経内科では高齢患者さんを診察する機会も多いので、皆さん物忘れを心配されています。認知症に有効な薬剤がまだまだないなかで、生活指導はとても大事です。1つは会話です、一人暮らしの患者さんには町会にいくか、デーサービス等を活用することをお勧めしています。デーサービスに行くと会話する機会や時間も増え、元気を出される方も多いです。もう一つは散歩など適度な運動をしましょう。運動は筋肉のやせを防ぐだけではなく、脳血流も増やしますから物忘れ予防にはいいと考えられます。車椅子の患者さんは、デーサービス等で立たせてもらったり、すこし歩かせてもらうのがいいと思います。うまく患者さんやその家族と向き合って、できるだけ長い期間快適に暮らしてもらうようにしましょう。 北川一夫

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