昨年は新型コロナウイルスの流行で、大変な1年になりました。本年が新型コロナウイルスの脅威に打ち勝ち希望に満ちた明るい1年となることを願っております。
さて、東京女子医大脳神経内科は本年から、急性期脳梗塞患者に対する遠隔虚血コンディショニングの有効性を検証する多施設共同研究を開始いたします。
遠隔虚血コンディショニングとは、脳とは離れた組織である手や足の間欠的な虚血負荷(手足の圧迫と解除)を繰り返すことにより、脳を保護するという治療です。
使用する道具はシンプルで、超音波血流計と血圧計です。
このように、駆血帯を大腿に巻いて、5分駆血、解除5分を4サイクル行います。
非常に簡便で、コストもかからず、侵襲も少ない手技のため、導入しやすい点がメリットだと思います。
本年も脳神経内科は、上記研究を含め、臨床、研究の両側面から多くことにチャレンジしていきます。
皆様今年1年も何卒よろしくお願い申し上げます。
by I
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