神経内科では
古くから
神経診察と呼ばれる独特な診察を行い、病気の診断を行います。
この診察では、特殊な?道具を使用しますので、
今回ご紹介させていただきます。
東京女子医科大学病院の脳神経センターに、用意されている
神経診察の道具セットを撮影してきました。
道具セット |
中身1 |
左から握力計、音叉、ハンマー、眼底鏡です
音叉を鳴らすと「ブーン」という音や、細かい振動が発生しますので、「聴こえ」や「振動の感覚検査」に使用します。
中身2 |
左から舌圧子、ルレット、巻き尺、懐中電灯、筆です
ルレット先 |
ルレット使用 |
ルレットは家庭科の授業で使用したと思いますが、
上の写真のように先が鋭利なので、
皮膚の上を転がして、「痛みの感覚検査」に使います。
現在では種々の問題で、ルレットの代わりに爪楊枝などを使用することが多いようです。
筆とティッシュ |
筆は「触った感覚の検査」に使用しますが、
こちらも最近はティッシュペーパーなどで代用される事が多い様です。
神経診察では、このように
どこにでもあるような物を使いますが、
高度な検査が発達した現在でも、神経診察はとても重要と考えられているようです。
神経内科の専門医試験でも、診察の実技試験があり
筆者も相当苦戦した事を覚えています。
by T
0 件のコメント:
コメントを投稿