2016年4月30日土曜日

新年度が始まりました


東京女子医科大学神経内科でも、新年度が始まりました。
新入局の先生方を迎える事ができ、心機一転、共に切磋琢磨できればと思います。


新しい先生方














控え室にて

全体写真
































2016年3月14日月曜日

神経・筋疾患の生検と病理像


東京女子医大の神経内科は脳卒中の専門家が多いです。
しかし
脳卒中以外の各分野における専門家も多く、
多彩な神経内科疾患でお困りの患者様に、自分の施設だけで診断・治療が可能です。

このような施設は、全国の中でも少ないようです。

当院では、実際の患者様から神経・筋肉を採取して、神経・筋疾患の診断もおこなっており。他院ではできない病院も多いと思います。

というわけで
今回は、神経・筋の病理標本作成の現場を撮影させてもらいました。























上は採取した神経や筋肉を薄く切る機械。内部は-15℃ととても冷たい。
























見にくいかもしれませんが、
中央右のシャーレ中に極めて薄く切られた筋肉が浮いています。


多くの薬品




























pHを調整






































多くの薬品で、pHを調節して、神経や筋肉に色をつけて
顕微鏡で観察できる状態に仕上げていきます。


標本




















筋肉























筋肉




























下のモザイク状の画像では
筋肉の種類の違いにより、色も異なっているのがわかります。
これは、一般的には赤筋や白筋と呼ばれ、魚でいう赤身、白身の違いのようなもののようです。

末梢神経























今回は、神経・筋の病理診断について、撮影してきました。
神経・筋疾患の診断の専門性、過程の複雑さなど少し学べた様に思いました。

個人的に
神経や筋肉の生々しさとは異なり、
顕微鏡像は、色鮮やかで、綺麗という印象でした。
時間を忘れ、いつまでも見ていられる様な気分でした。




byT



2016年1月25日月曜日

神経診察の道具セット


神経内科では
古くから
神経診察と呼ばれる独特な診察を行い、病気の診断を行います。


この診察では、特殊な?道具を使用しますので、
今回ご紹介させていただきます。

東京女子医科大学病院の脳神経センターに、用意されている
神経診察の道具セットを撮影してきました。



道具セット





















中身1






















左から握力計、音叉、ハンマー、眼底鏡です

音叉を鳴らすと「ブーン」という音や、細かい振動が発生しますので、「聴こえ」や「振動の感覚検査」に使用します。


中身2




















左から舌圧子、ルレット、巻き尺、懐中電灯、筆です


ルレット先



























ルレット使用























ルレットは家庭科の授業で使用したと思いますが、

上の写真のように先が鋭利なので、
皮膚の上を転がして、「痛みの感覚検査」に使います。

現在では種々の問題で、ルレットの代わりに爪楊枝などを使用することが多いようです。


筆とティッシュ





















筆は「触った感覚の検査」に使用しますが、
こちらも最近はティッシュペーパーなどで代用される事が多い様です。

神経診察では、このように
どこにでもあるような物を使いますが、

高度な検査が発達した現在でも、神経診察はとても重要と考えられているようです。

神経内科の専門医試験でも、診察の実技試験があり
筆者も相当苦戦した事を覚えています。



by T

2016年1月7日木曜日

2015年度 東京女子医科大学 神経内科忘年会が開催されました.


2015年度 東京女子医科大学、神経内科忘年会が12月15日に開催されました.お忙しい中, 当日ご参加くださいました皆様方, 誠にありがとうございました.

本年度から初めて同門会の集まりが開催されるようになりました.忘年会は,同門会終了後に, 新宿のハイアットリージェンシーで開催されました.


今回も, おいしい料理やお酒, 有志による余興などで大変盛り上がりました.2次会も開催され, こちらも好評だったようです.

ブログ掲載に耐えうる範囲(忘年会の序盤)の写真を掲載させて頂こうと思います.


会場入り口
















受付





























司会&幹事






























全体写真
























北川教授のご挨拶























ビンゴ大会


ビンゴ1番の先生













































ビンゴ大会1番の景品はディズニーリゾートのペアチケットだった様です.


by T
写真 H



2016年1月2日土曜日

新年あけましておめでとうございます.
本年もよろしくお願い申し上げます.

新年のご挨拶早々,去年の話となってしまいますが,
2015年11月に第45回日本臨床神経生理学会学術大会・
第52回日本臨床神経生理学会技術講習会に行ってきました.











新幹線で修学旅行生と一緒に新大阪駅へ.

タクシーのおじちゃんのすべらない話を聞きつつ,大阪国際会議場へ.
技術講習会会場は超満員でした!
講師の先生方の軽妙な突っ込みに笑いながら,
電気生理の幅広い勉強ができて楽しかったです.
 
夜は懇親会で大阪の美味しいものを頂きました.
 
貴重な勉強の機会を頂き,どうもありがとうございました!
これからも精進いたします.
 
YN
 
 
 
 
 
 

 

2015年12月26日土曜日

第33回日本神経治療学会総会に参加しました.



第33回 日本神経治療学会が2015年11月26日~28日まで

名古屋国際会議場で開催されましたので,ご報告させていただきます.






















































当日は私とS先生の発表でした.

発表途中で原稿がとんでしまい数十秒固まるという出来事がありました.

緊張をほぐすためにvalsalva手技を試みましたが効果はありませんでした.


あっという間に,時間は過ぎ,何とか2人とも発表終了しました.

無事終わって何よりでした.










by Tu&S






2015年12月9日水曜日

髄液細胞数は、なぜ「3」で割り算するのか?

神経内科では髄液検査という検査を行います。
その検査結果の報告方法が病院ごとに異なっている場合があります。

髄液細胞数は5個/μl以下が成人における正常値の一つの基準ですが

病院によっては報告される単位が/μlではなく、/3μlなどと報告される事があります
この場合は15個/3μl (15個÷3=5個)までが正常と考えられます。

神経内科では以前から髄液検査の細胞数を「3」で割り、自分で計算して求める状況に遭遇する事があるように思います。



なぜ、ほかでもなく「3」で割り算するのでしょうか?

検査室にお邪魔してお聞きしてきました。



職員専用階段を下りて地下1階の検体検査室へ


職員階段




















検体検査室























検査室に伺い、技師さんに質問すると丁寧に説明をしてくれました。

なんでも

髄液細胞数は、技師さんが顕微鏡で数えて算出している様です。

下記の計算板を用いて細胞数を測定&計算するようです。


フックスローゼンタール計算板






















この計算板には写真では見えていませんが、液体が入る小さなくぼみがあり
下記のような形をしています。内部には3.2μlの液体が入る様です。

くぼみの容積












ここに希釈した髄液を入れて顕微鏡で観察し、細胞数をカウンター3つでカチカチと
測定します。3つのカウンターはそれぞれ、細胞の種類(たとえばリンパ球)によって使い分ける様です。


実際のカウンター3つ






















髄液細胞数の算出は

カウントした細胞数÷3.2μl (くぼみの容積:4mm ×4mm × 0.2mm) × 染色などによる希釈倍率(当院では希釈せず)


≒ 髄液細胞数(個/μl)


で算出する様です。

このくぼみの容積 3.2μlがであることが、髄液細胞数を3で割る事に繋がっているようでした。
従って、/3μlの単位で報告されている場合は、カウントした細胞数をそのまま報告しているという事の様です。


なお、女子医大では髄液細胞数は個/μlの単位で報告される為に、3で割る必要はありませんが


他の病院で仕事をしているときは、

昔から、深い理由は分かりませんでしたが、髄液細胞数の結果を3で割っていました。

その理由がようやくわかった気がしました。


今回のブログ記事は、医療従事者以外の方には、どうでも良い内容だったかもしれません …


(専門家の方からすると、今回の内容は細かいところで間違っている可能性はありますので、実際の髄液検査の測定や判読は自己責任でお願い申し上げます。)














by T